- ぎしん
- I
ぎしん【疑心】(1)疑いの心。 疑い。
「~を抱く」
(2)〔仏〕 六根本煩悩(ボンノウ)の一。 仏教の真理に対して, 疑いの心をもつこと。 安心立命(アンジンリユウミヨウ)しなくなること。~暗鬼を生(シヨウ)ず〔列子(説符注)〕疑心があると, 何でもないものにまで恐れや疑いの気持ちを抱くものである。 疑心暗鬼。 疑えば目に鬼を見る。IIぎしん【義心】正義を通そうとする心。IIIぎしん【義真】(781-833) 平安前期の天台宗の僧。 延暦寺第一世座主。 相模の人。 最澄に師事。 入唐の際には通訳を務める。 最澄の死後戒壇院設立の勅許を得て戒和上となった。 修禅和尚。 著「天台法華宗義集」ほか。IVぎしん【義臣】忠義の心のあつい家臣。Vぎしん【議親】律の六議(リクギ)の一。 天皇の五親等以内, 太皇太后・皇太后の四親等以内, 皇后の三親等以内の親族に対して与えられた刑法上の特典。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.